より早く新米を 極早生品種の田植え
2025年4月18日(金) 17:40

サクラをまだ楽しめる高島市の今津町で、18日、植え付けが行われたのは、極早生品種の「ハナエチゼン」です。
次々に運び込まれる苗を17ヘクタールの水田に植えていきます。

粒が大きく、しっかりとした食感の「ハナエチゼン」。その特徴は、何といっても収穫時期が早いこと。
生産を行うアグリサポート高島によりますと、18日に植えた苗は、お盆の頃には収穫できる予定で、8月下旬には、新米を味わうことができそうだということです。

さらに今年は、5ヘクタール分のコシヒカリをハナエチゼンに変更しました。
アグリサポート高島・代表取締役の大森重俊さんは、その理由を―
「コシヒカリをする予定だったが、いち早く届けたいという気持ちがあって品種変えをした。米不足によって米価格の高騰が社会的な現象になっている。安定した供給をすることで消費者に喜んでいただけるような米価格にもっていきたい。」と話していました。
より早く収穫できるよう、田植え機の台数も去年から3台増やして8台にし、夏の暑さにも耐えられるよう肥料も変更したということです。
ハナエチゼンの田植えは19日まで続き、約245トンの収穫が見込まれるということです。