全国学力テスト 中学理科はタブレット使用
2025年4月17日(木) 18:37

小学6年生と中学3年生を対象とした「全国学力テスト」が、滋賀県内でも17日、一斉に実施され、中学校の理科では、初めてタブレットを使った試験が行われました。
「全国学力テスト」は、文部科学省が、児童・生徒の学習状況の把握のため、毎年、全国で一斉に実施しています。対象は、小学6年生と中学3年生で、県内でも17日、特別支援学校を含む322の公立小・中学校で行われました。
今年の全国学力テストは、小学校で国語と算数、中学校で数学と理科が行われ、このうち中学校の理科では、全国学力テストでは初めて教科全体を、CBT方式と呼ばれるタブレットを使った方法で行われました。
テスト用紙の印刷や運搬の手間を軽減できることや、データの蓄積が容易で様々な環境で受験できるなどの利点があるということです。
去年の学力テストで滋賀県は、国語と算数・数学で正答率が小学校・中学校ともに、全国平均を下回りました。これは10回連続です。
この結果を踏まえ、県教育委員会では、この1年、市町の教育委員会と協力してテスト結果を分析、各学校の強みや弱みを共有しながら、教育方針を協議したとしています。
なお、今回の「全国学力テスト」の結果は、7月中旬から下旬に公表される予定です