雛と雛道具展
2025年2月24日(月) 18:52
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特別公開「雛と雛道具」では、彦根藩主で江戸幕府の大老を務めた井伊直弼の娘、弥千代が高松藩、松平家に嫁いだ際に嫁入り道具として調えられた豪華な雛や雛道具が展示されています。
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江戸時代大名家の姫の婚礼の際には、豪華な嫁入り道具とともに、それらと同じ数のミニチュア、「雛道具」を用意することがしきたりとなっていました。
「弥千代の雛道具」は、85点からなるミニチュアの調度品で井伊家の家紋、橘紋が描かれた統一感のあるデザインとなっています。
また「弥千代の駕籠」には、豪華な金蒔絵で井伊家と嫁ぎ先の松平家の家紋が並んで描かれています。
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このほか、明治時代に流行した、「雛御殿飾り」と呼ばれるものなど歴史を感じさせる数多くの雛が展示されています。特別公開「雛と雛道具」は来月16日まで行われています。