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児童の重体事故から一年 ながら運転撲滅啓発

2025年3月12日(水) 19:27
下校中の小学2年の男子児童が交差点でダンプカーにはねられ意識不明となった事故から1年となった11日、事故現場周辺では、ながら運転の撲滅に向けた啓発活動が行われました。

去年3月11日、野洲市行畑の交差点で、横断歩道を渡っていた小学2年の男子児童が、赤信号を無視して交差点に進入してきたダンプカーにはねられました。
児童は、頭などを強く打ち病院に運ばれましたが、今も意識が戻っていません。

警察によりますと、ダンプカーを運転していた男は、運転中に携帯電話を使用する、いわゆる“ながら運転”をしていて、赤信号を見落とし、交差点に進入したということです。

事故から1年が経った11日、現場付近では、悲惨な事故を二度と繰り返さないようにと守山警察署や市の教育委員会など約30人が参加して、ながら運転撲滅に向けた啓発を行いました。
小雨が降る中での啓発活動では、参加者が「わき見事故多発」と書かれたのぼり旗や看板を手にドライバーに安全運転を呼びかけました。
事故から1年―被害者となった児童の両親は、「ながらスマホのドライバーを見かけない日はありません。ハンドルを握る時、スマホを手にしようと思った時、自分は大丈夫だと思わないでください。あなたのその1つの決断が、たくさんの人の人生を大きくかえ、苦しみ悲しみを生み出すかもしれないということを思い出してもらいたいです。」とコメントを寄せています。

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