長浜プール事故 児童クラブの元園長に有罪判決
2025年1月27日（月） 18:50
おととし７月、長浜市内のプールで、当時小学１年の男子児童が、放課後児童クラブの活動中に溺れて死亡した事故。業務上過失致死の罪に問われていた児童クラブの元園長に対し、大津地裁は27日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
業務上過失致死の罪に問われていたのは、長浜市の放課後児童クラブの元園長・５０歳です。
判決によりますと、被告は児童クラブの園長だったおととし７月、長浜市内のプールで、引率してきた児童が、溺れる危険性があると予想できたにも関わらず、児童の身長を超えるプールへの侵入を防ぐといった注意を怠り、当時６歳で小学１年の田中大翔さんを死亡させたとされています。
27日の判決で、大津地裁の西脇真由子裁判官は「実効的な監視体制を構築しないまま、被告人自身も慎重な監視を怠り、本件結果を発生させている。被害児童は６歳という幼さで、未来ある命が奪われており、被害結果は重大。」とし、被告人に対し禁固１年６カ月、執行猶予４年の有罪判決を言い渡しました。