戦時下の滋賀県民とスポーツ企画展
2025年1月8日(水) 19:54
企画展では昭和初期から1945年の終戦までの15年にわたる戦争の期間を中心に、当時の資料や体験談を記載したパネルなど約200点が展示されています。大津市生まれのプロ野球選手で、フィリピンで戦死した天川清三郎さんの寄せ書きの日の丸をはじめ、滋賀師範学校のサッカー部が全国3位の成績を収めた時の輝かしい表彰状や盾などと共に、そのメンバーが特別攻撃隊・特攻として出撃し、戦死したことを知らせる文書などが展示されています。
また当時は、100㍍走や走り幅跳びなどの体力検定の中に「手榴弾」を投げる項目がある「体力章検定証」があり、子どもたちが手榴弾を投げる訓練をしていたというパネルや、学校にあった銃器庫の写真なども紹介されています。
企画展は、東近江市の滋賀県平和祈念館で6月22日まで開催されています。