地場産業の振興に寄与 2人が受賞
2025年1月29日(水) 19:07
表彰式は、29日、県公館で行われ、高島市在住で、高島綿織物を製造する会社を営む中村正博さんと大津市在住で信楽焼の振興に努める川澄一司さんが出席しました。
中村さんは、びわ湖で刈り取られたヨシを使った布の開発に取り組んだことに対し、功績がたたえられました。
環境にやさしいこの「琵琶の葦布」は、今年4月から開催される大阪・関西万博のスタッフの帽子にも採用されているということです。
また、川澄さんは、光が透き通る「透光性陶器『信楽透器』」の開発の取り組みがたたえられ、表彰を受けました。
一般的な信楽焼は光が透けないところ「溶融石英」を粘土の材料に混ぜることで、開発に成功し、2013年に特許を取得したということです。
なお、中村さんと川澄さんの表彰でこれまでの受賞者は、11人となりました。