琵琶湖の北部、葛籠尾崎の西側にある菅浦の湖岸集落。 背後にすぐ山がある特徴的な地形によって営まれてきた生活様式が独特のまちなみを生み出し、懐かしさを感じる風景が今も残ります。 領主ではなく村人が主体となって自治を行った「惣村」の代表例としても知られています。 村に残る菅浦文書は、中世の村人たちが残した記録として大変貴重なもので国宝に指定されています。 人口減少の中で、本来の形では祭が維持できない状況下でも、氏神様を守る責任を果たしていこうとする住民の姿がありました。