野洲川は、琵琶湖へ流入する河川の中で最も長く、最大の流域面積を誇ります。野洲川の下流域は弥生時代に日本有数の穀倉地帯となり、守山市では全国的に注目度の高い遺跡が多く発掘されています。特に、国指定遺跡である伊勢遺跡では、わが国の成り立ちを知るうえで重要な手掛かりが発見されました。また、野洲市では、同じく弥生時代に農耕祭祀の道具として使われた銅鐸が多数見つかっています。 今回は、それらの遺跡や出土品から見えてくる「滋賀県のはじまり」を探ります。