知られざるガリバー

船舶航行を守るオートパイロット＆ジャイロコンパス世界シェア６０％以上！驚きの開発現場に潜入！

今回のガリバーは、オートパイロットやジャイロコンパスを製造する「東京計器」。船舶港湾機器、油空圧機器、流体機器、防衛・通信機器などの事業を展開しています。主力製品は「ジャイロコンパス」。常に正確に北の方位を示すことが可能で、大型船での世界シェアは６割を超えています。


番組内容
その心臓部には球体とローターがあり、高速回転するローターが地球の自転や重力などの影響を受けることで北を指します。ローターはミリ単位で削ることで、重心を中心から１ミクロン以下に収め、球体は１つ１つ手作業で小さな重りをつけ調整。完成したジャイロコンパスには船の動きを想定した検査などを行い、その精度は国際海事機関が定める性能を大きく上回っています。


番組内容
１８９６年、東京・小石川に設立した和田計器製作所が事業の始まり。当時の日本は欧米の技術を手本に近代化を進めていた時代。量を計る器械という意味の「Ｍｅａｓｕｒｉｎｇ　Ｉｎｓｔｒｕｍｅｎｔｓ」から、今も使われている「計器」という言葉を生み出しました。圧力計の国産化に成功した後、船の航行に欠かせない磁気コンパスを開発。


番組内容
磁気コンパスは日露戦争で戦った戦艦三笠にも搭載されました。その後も、海外の企業と提携を進めることで技術や製造ノウハウを蓄積。コア技術と独自のアイデアを組み合わせることで多彩なニッチトップ企業へと成長してきました。高度なインフラに欠かせない技術を次々と極めた東京計器のモノづくりに迫ります。