2022年04月09日放送
2017年に創業した草津市の株式会社バイオセラー。
生ごみを処理し、処理後にできた堆肥を畑に戻して作物を育てる「資源循環サイクル」が可能な生ごみ処理機の製造・販売を行っています。
番組ではトマト栽培の農家から発注を受けた200キロ処理できる機械の最終調整の様子を撮影。
処理機の槽内に入っているのは「ヌーボー菌」から製造した菌床材です。
バイオセラー独自の「ヌーボー菌」は自然から採取した複数の菌で構成されている複合菌です、分解スピードが速く、様々な可能性を秘めた菌なのです。
トマト農家から出る生ゴミは頑丈なツルや葉っぱが大量に出ます、その生ゴミに合わせたセッティングを何度も行います。
生ゴミに合わせた細かい設定が可能なため、そこが大きな強みになっているのです。
バイオセラーの処理機は、約80%を分解し、残りが残渣として排出されます。
この残渣は良質な堆肥や土壌活性剤などに生まれ変わります。
堆肥が農作物を育て、その加工過程で出た生ゴミを処理機で堆肥に変える、バイオセラーが目指す食品リサイクルの循環の実現が形になってきているのです。
そして、その実現を加速させるのがヤンマーとタッグを組んで完成したゴミ処理機です、SDGsを推進するヤンマーも高い技術力・経験を持つバイオセラーに信頼を寄せています、食品リサイクルの実現、その使命感を持って、バイオセラーは重要な担い手の一角として歩んでいます。
今回は「ダイナミックプライシング」。
消費者の需要と供給を考慮して、商品やサービスの価格を変動させる手法です。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、例えば、ホテルの宿泊費や航空券の金額などではダイナミックプライシングが多く、取り入れられています。
最近ではAIを使って多くのデータを分析し、消費者の需要を捉えて柔軟に価格を変動させる手法が浸透しています。
企業にとって収益の最大化を図りやすいというメリットがある一方で価格の変動によるユーザ離れのリスクが考えられます。
AIを構築するのも容易ではありません。
メリット、デメリットがある「ダイナミックプライシング」、荻窪輝明が解説します。