「緊急地震速報」とは、地震発生による大きな揺れが到達する前に各地に大きな揺れが到達する時刻や、各地の揺れの大きさなどを推定して事前に知らせる情報です。地震の発生とともに、P波(初期微動)と言われる比較的弱い縦揺れ(秒速約7キロ)と、S波(主要動)と言われる強い横揺れ(秒速約4キロ)が発生。日本全国に置かれた気象庁の「地震計」がこのP波を感知して、地震の規模(マグニチュード)、震源地、各地の到達震度などを推定し伝達します。地震が起きてからこのシステムが動き出しますので、地震情報の解析に要する時間などから、震源が近い場合は、「緊急地震速報」が強い揺れに間に合わない場合があります。
<表示例>
(画面中央位置にスーパーにて表記)
地震波が2ヶ所以上の観測点で観測され、最大震度5弱以上で、県内の震度が4以上と予測される場合にお伝えします。具体的な予測震度や揺れが来るまでの時間のカウントダウンは表示しません。
びわ湖放送の緊急地震速報(文字スーパー)を受信出来る受信機は、字幕放送対応デジタル受信機(テレビ又はチューナー)です。現在発売されているデジタル受信機のほとんどの機種は字幕放送対応です。受信機のリモコンに「字幕放送」(または「字幕」)というボタンが付いていれば 字幕放送対応受信機です。
受信機の字幕ON時又はOFF時、速報が入れば速報スーパー及びチャイムでお伝えします。
受信機の電源が切ってある場合、緊急地震速報は受信できません。
ワンセグ受信機は、びわ湖放送の緊急地震速報を受信できません。携帯電話各社により、携帯電話への緊急地震速報の配信が行われています。受信できる携帯電話のことや受信するための設定などの詳細については携帯電話各社へお問い合わせください。
(注1)地デジの文字スーパーとは、地上デジタルテレビ放送における「緊急地震速報」の伝送を高速化する手法です。「緊急地震速報」を映像信号とは別に伝送することで、映像情報の圧縮等のデジタル信号処理にかかる時間を短縮する手法です。