みなさんあの日のことを覚えていますか?
2011年3月11日、東日本大震災および福島第一原子力発電所の
事故。このことを契機として、全国各地で電力需給が逼迫し、
特に首都圏では計画停電が実施されました。
東日本大震災によって、私たちは、それまで当たり前に思っていた
快適な生活の有り難さと脆さを思い知らされました。
化石燃料への依存度の高まりなどから、電気料金も上昇しています。
今後、安全を第一に、国民生活や産業活動を支えるエネルギーを
安定的に確保していくとともに、原発に依存しない新しいエネルギー
社会をできる限り早く実現していくことが求められています。
また、地球温暖化が顕在化しつつある中、世界の平均気温は上昇傾向にあり、 国内外で異常気象が頻発しています。
今後、低炭素社会の実現に向けて、省エネルギーの推進など
実効ある対策が求められています。
更には、滋賀県でも人口減少局面に入り、いわゆる「地方創生」が
求められる中、再生可能エネルギーなど地域資源を掘り起こし、
それらを活用しながら地域の活性化を図っていくことも重要です。
このようなエネルギーを巡る社会情勢の変化に対応するため、
滋賀県では本年度、長期的、総合的なエネルギー政策を
推進するための指針の策定を進めています。
当番組では、「エネルギーの未来」をテーマに、エネルギーの
切り口から「夢や希望に満ちた豊かさを実感できる滋賀」を
どのように築いていけばいいのか、皆様とともに考えていきたいと思います。
|